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リヴリー短編小説『Happy Halloween!』 [リヴリー短編小説]

31日が過ぎた・・・。まぁいいか。

ん?別に読みたくないから更新しなくてよかったって言ったのは誰ですか?(ぇ


 

今日は10月30日。いよいよ明日だ。初めてのハロウィン。

 


「/hat!」

待ちきれない思いを込めて、呪文を唱える。いつもの三角帽とは違う、オレンジ色の丸い帽子。飼い主によるとこれは、カボチャという野菜を削って、顔を描いたものらしい。

「/flower!」

花の呪文だが、今だけは、たくさんのお菓子が島中に撒かれる。ざっと60個ぐらいだろうか。

 

「ガルー、おいで!」


飼い主の声だ。ガルーは声を頼りに飼い主の方を向くと、そのまま木の上に登って、飼い主に近付いた。

「ハロウィン、いよいよ明日だね。でも・・・・・・ごめんね!明日急用が出来ちゃって・・・・」

「∑(゜д゜ )」

「本当にごめんね・・・!」


「まぁ・・・・急用なら仕方ないよね・・・。ハロウィンなら来年もあるし・・。」

ガルーは呟いた。

 

 

 

 

 

翌日。昼間はもちろん、夜になっても、やはり飼い主は来なかった。

 

 

「/flower!」

昨日の放浪でレベルがあがり、61個のお菓子が島にばら撒かれた。 

「/hat!」

こちらは昨日と同じ、カボチャに顔を描いた帽子だ。


「うーん・・・。やっぱり、気になるなぁ・・・・。」

 

 

ヴォン・・・・・・・・・・

 

「こんにちは。お菓子一つ頂いていきますね~^^」

放浪中のパキケだ。

「どうぞー。」


パキケが立ち去った後、ガルーは決心した。


「やっぱり年に一回のイベントだし、楽しまなきゃ!まずは隣の赤いオーガさんの所行こう!」

ガルーは、自分の島のすぐ横の島へと降り立った。隣のオーガとは、特に仲がいいというわけでもなく、名前も知らないが、放浪中に通りかかった時なんかは、手を振ってくれたりする。ガルーにとっては、一番身近なリヴリーだ。

 

 

ヴォン・・・・・

 

「こんばんはー・・・じゃなかった。トリックオアトリート!」

島に着地すると同時にガルーは言った。

「お、こんばんは。」

ガルーに気づいたオーガは、島のヤシの木の間をくぐり、やってきた。

「オーガさん、気合い入った仮装だね。最初ビックリしちゃったよw」

「う~ん、やっぱりハロウィンの時に仮装するのは、子供限定かな・・・w」

オーガはそう言い、黒いマントを脱ぎ、吸血鬼の牙をはずした。そして、ヤシの木の葉っぱの間から、綺麗に包装された箱を取り出してきた。

「ほら、バッタ入りチョコレート。緑色になりたいんだってね。」

「あれ?何で知ってるの?」

「君の飼い主と俺の飼い主が話してるのが聞こえてきたんだ。」

「そっか。チョコレートありがとう!」

 

ガルーは喜びながら島を出て、別の場所へ向かって飛び跳ねた。今日こそはオーガに名前を聞こうと思っていたが、チョコレートを貰った喜びで、完全に忘れてしまっていた。


次に立ち寄った島は、初めて来る場所だった。


「トリックオアトリート!」

ガルーは言いながら、島を見回した。島に生えたキノコの上から、何かが降りてきた。ガルーは話しかけようとしたが、その姿を見てやめた。島主ではなく、島にやってきたモンスター、ジョロウグモだった。しかも、通常のクモより遥かに大きく、レベルは40を超えている。

「島主さん居ないのかな?」

ガルーの持つバッタ入りチョコを狙ってか、クモはガルーの周りを何度もウロウロしているが、極力気にしないようにして、もう一度あたりを見回した。


やはり誰もいないようだ。ガルーは、クモに踏まれそうになりながらも、その足の間をくぐり抜けるように歩き、また別の場所へと向かった。


「あ、やっぱりパークの方行ってみようかな。」

パークの方では、今日1日限定で管理リヴの皆がお菓子を配っているらしい。そして、パーク内にはハロウィン仕様の飾りつけがされているそうだ。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「わあ・・・すごい!」

木と木の間に、ヴォルグの絵が描かれた旗が吊るされ、ピロールさんがカボチャの被り物をかぶって、キャンディーをくばっていた。
ガルーはそれを貰った後、気の向くままに歩いていった。ウォーターグリフォンパークでは、水が緑色になり、グリフォン像の目が赤く光り、アクアマリンパークでは、青い地面がオレンジ色に染まっていた。キュラノスウッズにはいつも以上にたくさんのカボチャが飾られ、真っ白な世界、サイレントミルクパークは、いつもとは正反対に、真っ黒な世界へと変わっていた。

そしてセントミラノス霊園。ここはいつもと変わらず、たくさんのお墓が立ち並び、人通りも少なく、白く眩しい星が空に輝いていた。

 

 

(そこのトビネさん。北風の技は使えるかい?)

 

「・・・ん?」

かすかな声が聞こえてきた。

「空耳かな・・・・。」

 

(空耳じゃないよ。技を覚えているなら、風を吹かせてみなさい。)

 

「・・・・・/wind」

ガルーは戸惑いながらも、北風の呪文を唱えた。冷たい風が吹き、枯葉が数枚飛んできた。そして、それに続き・・・・・・・ほうきに乗った魔女帽子をかぶったトビネが、風に乗って飛んできた。そしてトビネは、ガルーの目の前でほうきから降りてきた。


そのトビネは透き通った姿をしており、足は無く宙に浮いていた。

「ありがとうね。いきなりのお願いを聞いてくれて。」

トビネはそう言うと、持っていたほうきを地面に置いた。

「あなたは・・・・?」

ガルーは聞いてみた。

「あぁ、私、名前が思い出せないんだよ。まぁ見ての通り、幽霊だから。でも、このパークに埋葬されてるって事は、どうやら長生きしてたみたいだねぇ。」

一度だけ聞いたことがある。リヴ界に、とても長生きしたピグミーとトビネが居て、その2匹はセントミラノス霊園に埋葬されている。ただ、一年に一度、ハロウィンの日だけ、幽霊として、生きているリヴリーの前に現れる。

「今日はせっかくのハロウィンだと言うのに、この霊園に来てくれるリヴが少なくてね・・・。でも、ガルー、君のおかげで助かったよ。お礼に、ほうきに乗って空を飛んでみるかい?」

幽霊トビネの突然の問いかけに戸惑い、ガルーは少しの間沈黙した。

「おや、迷っているのかい。大丈夫、運転は私がやるから、君は後ろに乗ってればいいだけさ。」

トビネが言うと、今まで透けていたほうきが、くっきりとその姿を現し、ひとりでにガルーの方へと飛んできた。ほうきは生きているかのように動き、乗れといわんばかりに、ガルーの周りを回った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「すごい!とっても綺麗!」

「もう少し上昇するから、しっかり掴まってるんだよ。」

パーク内に飾り付けられたカラフルな電球が、夜空に輝く星のようにまたたいている。毒々しい色になったウォーターグリフォンパークの水も、闇夜の中に輝いていて、とても美しい。

今までずっと上昇していたほうきが、水平に飛び始めた。

「とりあえず、一通りリヴリーアイランド内をまわってみようか。」

「うん!」

ガルーが答えると、ほうきは向きを変え、ブロックパークの方へ向いた。オレンジ色になった芝生が一面に広がっている。
ブロパを抜けると、怪物危険対策パークの、モンスターのポスターが貼られた大きな掲示板、チーム結束パークの大きな旗・・・さすがにこの高さと暗さもあり、あまりはっきりとは見えないが、それでも、飾り付けられたカボチャや、パークに遊びに来たリヴリー達も、かすかに見える。


ブロッサムパークの桜の間をくぐり抜け、漆黒のサイレントミルクパークを飛び越え、アクアマリンパークの上に来たとき、幽霊トビネは言った。

「GLLに入ってみるかい?行った事ないだろう?」

「え?でも・・・パスポート無しで入っちゃうのはさすがに・・・・。」

「大丈夫さ。今、君の姿は、誰にも見えていないんだから。」

その直後、ほうきは今までの倍ほどのスピードで飛び始めた。ガルーは咄嗟にほうきを強く握り締め、少しずつ遠くなっていくサンゴの道を眺めながら、幽霊トビネと出会った場所、セントミラノス霊園の方を少し見た。
ふと見ると、幽霊トビネの姿は、先程に比べて、さらに薄く透けていた。


そのままほうきは、ガルーが一度も入ったことの無い、GLL内の空を飛び回り、ミュラー博士の研究所やティータイム公園、真っ暗な怪物の森などを通過し、2匹は、飾り付けられたGLL城をしばらく眺めた。

「今日はありがとうね。そろそろセントミラノス霊園まで戻ろうと思うんだ。あとほんの少しだけ、付き合ってくれるかい?」

幽霊トビネの問いかけに、ガルーは頷いた。幽霊トビネの方も、それを見て静かに頷くと、ほうきをセントミラノス霊園の方へと向け、そのままゆっくり下降しながら、直進させた。遥か下だったリヴリー達がだんだんと近くなってくる。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「到着ー。」

幽霊トビネがほうきから宙に浮き上がると、ほうきはどんどん透けていき、そして見えなくなった。

「ガルー、君には感謝してるよ。おかげで、1年ぶりにここから出られたよ。」

幽霊トビネは、このたくさんのお墓の中から、一つのお墓に手を置きながら言った。

「僕の方こそ、ほうきで空を飛ぶなんて貴重な体験をさせてもらって・・・ありがとう!」

2匹はお互いに微笑んだ。そして、どんどん透けていく幽霊トビネと、ガルーは握手をした。


「来年も来ておくれ。また1年、ここで君を待ってるよ。」

「うん、絶対に会いに来るよ。1年間会えないのは寂しいけど・・・・さようなら!」

ガルーが言うと、幽霊トビネはもう一度微笑んだ。そして、お互い握手していた手が離れ・・・・・・幽霊トビネは姿を消した。

 

 

「そろそろ・・・島に帰ろうかな。」

ガルーは呟いた。

「/home!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「う~ん・・・何してよっかな~・・・。」

帰ってきたはいいが、やはりやる事が無い。自分の横には、オーガから貰ったバッタ入りチョコレートの箱がある。

「せっかくだし、1つぐらい今食べてもいいよね。」

ガルーは包装紙をはがし、チョコレートの箱を開けた。

 

ヴォン・・・・・・・・

 

「・・・・!」

島主不在の島で出会った、あのクモだった。巨大ジョロウグモ、アルゴルだ。

「まさか・・・このチョコを狙って、ずっと後をつけてきたの?」

アルゴルは無言でこちらをじっと見ている。

「まぁいいや、1つあげる!」

ガルーはそう言って、アルゴルに向かってチョコレートを1つ投げた。

 

「ガルー、居る?」

それは飼い主の声だった。

「うん、居るよ!」

声を頼りに、ガルーは飼い主へと駆け寄る。

「思ったよりも早く仕事が終わったんだよ。・・・・って、びっくりしたぁ!アルゴル!?」

ガルーの後ろでチョコレートを齧るアルゴルを見て、飼い主はかなり驚いていた。

「と、とにかく、今から遊びにいこっか!」

飼い主は言った。ガルーは頷き、手に持っていたチョコレートの箱を、島の掲示板の横に置き・・・・

「僕の飼い主、クモが苦手なんだ・・・。だから、次に僕が戻ってくるまでの間に、この島を出てってね。」

アルゴルを見上げて、そう言った。言葉が通じているのかどうかは分からないが、アルゴルはこちらを見て頷いていたような気がした。

 

「よーし、準備完了。ガルーもok?」

「うん!大丈夫だよ!」

 

ガルーは飼い主に連れられ、もう一度、夜のパークへと飛び跳ねていった。

 

         END

 


最終的に何が言いたいんだよってツッコミは禁止でs(←

 

とりあえず、★♪☆がシリアスとギャグしかネタが浮かばない病から、復活したっていうアピールです(意味不明

 

なお、パークの説明というかそんな奴は、今年のだけでなく、今までのハロウィンイベント時のも混ぜてあったり、もしくは、★♪☆の完全なる空想だったりもするので、「え?ヴォルグの旗なんてあったっけ?」と、今から案内パークに行っても時間の無駄になるのでおやめくださいw

 

 


3日前ぐらい、ジャワを倒しました。

ジャワ2.jpg

皆さんレベルが高い・・・。☆Rara☆Jrも、もっとレベ上げ頑張らないと・・・w

という事で、久しぶりにまともに戦えたレアモンでした。前記事に書いたように、ここの所ずっと、出会っては逃げられ出会っては逃げられ出会っt(ry

実はこの日はジャワ2回倒したんですが、1枚目はどうやら撮り忘れたようで(´д`;) メンバーはこの写真とほぼ同じでした。

 

昨日はベルガを倒しました。

ベルガ.jpg

黄色のリオンさんは上のジャワの写真にも映っていますv そしてお二人とも、ddを取らずに退散。とりあえず全部貰っちゃたんですけど、よかったんでしょうか(←

 

 


ハートゴールド。昨日、無事に殿堂入り出来ましたv

 

オーダイル、ホウオウ、ギラティナ、ゴローニャ、ミルタンク、スリーパーの6匹で。

1戦目は、オーダイルの噛み砕くと、ギラティナのシャドークローで、とりあえず突破。

2戦目は、スリーパーとホウオウが活躍してくれましたv

3戦目、こちらも、スリーパーが結構活躍してくれました。でも防御はそんなに高くないので、途中でちょっとピンチになってしまい、その後はギラティナとホウオウで。

4戦目、相手が悪タイプなのでスリーパーは休憩。ブラッキーの、怪しい光→影分身連発は、軽くイラっと来ました(←
という事でこちらも、ミルタンクに丸くなるを連発させて防御上げまくりつつ、ミルク飲みで体力回復という、イラっとくる戦法をとりつつ、ころがるで攻撃。
なんやかんやで4戦目も突破。


5戦目、チャンピオンはあこがれのワタルさんです(ぇ

それにしても、まさかカイリューを3匹もつかってくるとは・・・・。2匹は居ると思ってたんですが、まさか3匹とは思ってませんでした。

1匹目は、ギラティナで挑みましたが、素早さが向こうの方が上で、ギリギリの所でギラティナが瀕死に。

次はオーダイルを出しましたが、1番手のギャラドスとの戦闘で、結構体力が減っていたので、カイリューのドラゴンダイブで一気に体力が・・・。とりあえずこのカイリューは倒し切りましたが、次のカイリューでオーダイルも瀕死。

しかも雷を使ってきたので、ホウオウを出すのは危険だと思い、ゴローニャ投入。

[相手のカイリューのふぶき!]

マジですかぁぁぁぁ!!でも攻撃をはずしてくれました(´ω`*)ホッ

このターンでゴローニャに丸くなるをさせ、次のターン、持たせていた先制のツメの効果が出て、先制攻撃でころがるで攻撃。

やっぱりこのターンもふぶきを使ってきましたが、このターンも無事攻撃がはずれました。次のターンでのころがるで、2匹目のカイリューも無事倒せました。

3匹目カイリュー、

[相手のカイリューのふぶき! 効果はばつぐんだ! ゴローニャは倒れた!]

あぁー・・・・ゴローニャが・・・・。

同じ戦法をとるため、ミルタンク投入。

丸くなるの後ミルク飲みで体力回復後、ころがるを連発。これで倒せましたv

次のプテラは、ころがる1撃で終了。次のリザードンもころがる1撃で終了。

 

そして★♪☆は殿堂入りした!(何

総プレイ時間66時間30分。 殿堂入り遅っ!w

 

まったり育成しすぎ注意って事ですね(ぇ

 

 

 

 


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コメント 4

livly-cu

こんばんは。
文章に引き込まれました^^
とても楽しく、一気に読んじゃいました(^◇^)
by livly-cu (2009-11-01 00:35) 

ダムダム

う~ん・・・メルヘンですなぁ~(* ̄。 ̄*)ウットリ
くるみ割り人形の話を思い出しましたぁ・・・
リヴたちが夜な夜な飼い主の知らないところで、遊んだり、おしゃべりしたり、・・・戦ったり?
もしかして、そんなことってあるかも・・・^^
by ダムダム (2009-11-01 11:37) 

ポケモン14

小説、とても面白かったですv
ジャワにベルガ・・・
スごいです(´・ω・`*)
by ポケモン14 (2009-11-04 11:17) 

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